2017年 11月 26日
風まかせ、イロハモミジ
イロハモミジの果実が飛び始めています。
葉っぱが紅葉する頃になると、果実の翼の部分が白く枯れたようになってきます。
そして、強い風に吹かれて飛んで行きます。
果実は2つが向かい合ってくっついていますが、飛ぶときは1つずつばらばらです。
種子が片側に寄っているので、無風状態で落としてみると、クルクル回転して落ちていきます。
真っ直ぐ落ちるより、少し時間がかかります。わずかではありますが、翼のおかげで滞空時間が長くなります。
このわずかな滞空時間の長さが、種子を広範囲にばらまくための重要な作戦です。
何しろ風まかせですから、どこに落ちるかわかりません。
いい条件の場所に落ちるよりも、発芽にはまったく不向きな場所に落ちる確率のほうがはるかに高いのです。
だから、種子をたくさんばらまかねばなりません。数打ちゃ当たる作戦です。
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by syunkatei-tanba
| 2017-11-26 21:00
| 植物