2017年 10月 14日 ( 1 )

薄暗い林床で、マムシグサの果実がスポットライトを浴びたように、木洩れ日を受けていました。
マムシグサはからだ全体に毒があるので、シカも食べません。林床にポツン、ポツンと生えています。
直径7mmくらいの真っ赤な果実がひときわ目を引きますが、これを食べてはいけません。
Wikipediaによると「誤って食すと口中からのどまでに激痛がはしり、唾を飲み下すことすらできないほどとなる」とあります。
「激しい下痢や嘔吐、心臓麻痺といった症状が現れ、重篤な場合死亡する」そうです。

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しかし、果実がこんなに目立つ赤色をしているのは、これを動物に食べてもらい、種子を散布してもらうためのはず。
この大きさだと、おそらく鳥がこの果実を食べるのだと思われます。
でも、なぜ、有毒な果実を食べられるのでしょう?
そもそも、食べてもらおうというのに、なぜ有毒なのでしょう?

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ここからは推測です。
有毒なのは未熟なときで、もう食べてもいいよ!という段階になると、毒性が消えるというのはどうでしょうか。
そして、ヒトやシカには区別できないけれど、ある種の鳥には毒性が消えたことがわかるのです。
たとえば、紫外線部分の色の違いとか、微妙な匂いとか。
種子を残して散布してくれるような鳥だけに果肉を食べさせる、巧いしくみがあるのではないでしょうか。
マムシグサとその果実を食べる鳥の間に、僕らにはわからないコミュニケーションが成立しているのかも知れません。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-14 21:00 | 植物 | Comments(0)