イネ科花粉症の代表

イネ、ムギなど、イネ科の植物は我々の生活に欠かせないものですが、花は目立ちません。
風媒花なので、昆虫たちにアピールする必要がないからです。でも、ちゃんと花を咲かせます。
いま、道端にカモガヤの花が地味に満開です。

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黄色いのは雄しべの葯です。ここに花粉がいっぱい詰まっていて、風で飛散します。
風媒花だからこそ、この花粉が花粉症の原因になります。カモガヤ花粉症の人は、スギ、ヒノキに次いで3番目に多いのだそうです。
カモガヤの花を見ると、雄しべの葯が紫色のものも見られます。
黄色の葯に比べて紫色の葯は元気がないように見えます。おそらく花粉を飛ばし終わった後なのでしょう。

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僕は花粉症ではありませんが、たくさんのイネ科花粉症の方に迷惑をかけているカモガヤです。
明治時代にヨーロッパから牧草として持ち込まれ、これが野原に広がったようです。
サル、イヌ、ネコにも花粉症があるそうです。ウシは、カモガヤが大好きなようですが、花粉症にならないのでしょうか。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-24 19:36 | 植物 | Comments(0)

朝から夕化粧

昨日の朝、道端でユウゲショウの花を見つけました。
オシロイバナの別称とまぎらわしいので、アカバナユウゲショウともいいます。

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夕化粧。雅な、ちょっと艶っぽい名前です。
その名前から、日本の固有種かと思えば、明治時代にやってきた南米原産の帰化植物だそうです。

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夕方に開花することからユウゲショウと呼ばれるそうですが、この通り、朝日の中で開花していました。
なんだか名前から連想することと実態が一致しない花です。

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別の角度から撮り直したいと思って、今朝、同じ場所に行ったら、昨日のうちに、草刈り機ですっかりきれいに刈り取られていました。
撮るときには徹底的に撮っておかねば…。反省。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-23 18:59 | 植物 | Comments(0)

日陰で生きる知恵

ユキノシタの花が満開です。

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葉っぱを天ぷらにしたら美味しいといいます。どこかの料亭で頂戴したこともあります。
でも、残念ながらそれほど美味しい!とは思いませんでした。
みんなが美味しいと思うなら、ワラビのようにたくさんの人が採りに行くはずですよね。

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我が家の庭にもありますが、食用というよりは実験用です。浸透圧の実験に使います。
葉の裏側の表皮細胞の液胞にアントシアンが含まれていて、原形質分離を観察するのにちょうどいい材料なんです。
とっても繁殖力が旺盛ですが、毎年実験用に間引いているので、適度な密度を保っています。

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北側向きの石垣とか樹木の下など、日陰になりやすいころに生育しています。
花をよく見ると、5枚の花びらのうち下側の2枚が長くてリボンのようでとってもかわいいんです。
日陰でも、きっと昆虫の目につきやすいのだと思いますし、下側の長い花びらは昆虫に足場を提供しているのかもしれません。

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葉の裏が赤いのは、日陰でも光合成を効率よく行うのに役立っているようです。
光合成に有効な赤い光を、葉の裏側の表皮で反射させて、葉肉の葉緑体に表からも裏からも効率よく当てようということなのでしょう。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-22 18:22 | 植物 | Comments(0)

雪どけ水とバイカモ

新温泉町浜坂の田君川のバイカモに会いに行ってきました。
バイカモと聞いてカモの一種だと思って川面に鳥を探したという笑い話もありますが、
梅花藻と書いてバイカモ。水面上にウメの花に似たかわいい花を咲かせる水生植物です。

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バイカモは、水温が一年を通じて15℃前後の湧水があるような清流にしか生育しません。
そういう場所はたいてい標高の高い所ですが、すぐ近くに海があるという田君川がその条件を保っていることが貴重です。
きょうは30℃を超える真夏日でしたが、田君川の水は心地よい冷たさを保っていました。
豊富な雪どけ水と湧水がバイカモに最適な生育環境をつくりだしているのです。

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バイカモにもいろいろ種類があります。田君川のバイカモはヒメバイカモ。
全国に8か所の生育場所が確認されているそうですが、それらが点在しているのが不思議です。

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レッドデータブックでは絶滅危惧種ⅠA類。つまり、ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高い種ということになっています。
今年の田君川のヒメバイカモは、大水で流され、例年に比べてかなり数が減っています。
原因は今冬の大雪です。バイカモを育てるはずの雪どけ水が多過ぎて、バイカモを根こそぎ海へ流してしまったのです。

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しかし、以前、絶滅の危機に瀕したときとは状況が違います。
地元の住民の皆さんや浜坂高校生の皆さんが雑草を取り除き、川を整備してバイカモの繁殖を進めてきました。
その取り組みを継続していけば、来年にはまた数を増やしてくれるのではないかと期待しています。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-20 22:04 | 植物 | Comments(0)

利己主義ではありません

昨日に続いて、我が家の庭木の写真です。いま満開のエゴノキ。

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花が白いのが一般的ですが、我が家のエゴノキはピンクの品種です。
長い花柄が下に垂れて、見上げると花がみんなこちらを向いています。

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クマバチやミツバチが朝から夕方まで花を訪れ、蜜を吸い、花粉を運んでいきます。

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実がなる秋には、ヤマガラが来てくれます。
果実を食べるとえぐいからエゴノキだそうですが、昆虫や鳥たちの生活を支えています。
けっしてエゴな木ではありません。101.png


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by syunkatei-tanba | 2017-05-19 19:17 | 植物 | Comments(0)

法師の頭巾

我が家のヤマボウシが今年もたくさん花をつけました。
下から見上げてもいいですが、2階のベランダから見るのがいちばん綺麗だと思います。

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白く花びらのように見えるのは、実は、総包片といって花のつけねのところの葉っぱです。
だから、はじめは薄い黄緑色をしていますが、だんだん白くなってきます。
この総包片から法師の頭巾を連想して、ヤマボウシ(山法師)。
花はその中央に球状にたくさん集まっています。

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初秋には、赤い果実ができます。
天国にいった愛犬ランは、ヤマボウシの果実が大好きでした。
熟して落ちた果実を喜んで食べたものでしたが、昨夏、果実が熟す前に旅立ってしまいました。

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花も実も、そして紅葉も綺麗な樹木です。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-18 22:19 | 植物 | Comments(0)

ピンからキリ

いま、山で薄い紫色の花が見えると、たいていフジかキリです。
花札では、フジは4月、アヤメが5月で、キリはなんと12月です。
これは、「これっきり」のキリで、単なる最後という意味のシャレなんですね。

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落語会のトリをキリともいい、トリのネタを「切りネタ」といいます。
トリの後にやるのが「大喜利(おおぎり)」なんです。…すみません。キリの花とは無関係な話でした。

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キリの花はどうも撮りにくい花です。
木が高く、その上のほうに花をつけますので、下から見上げるばかりです。

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いつもの散歩コースから少しはずれたところに、キリの花を真横から撮れる場所がありました。
でも、やはり絵になりにくいキリの花です。
「ピンからキリまで」は最初から最後まで、あるいは最高から最低までの意味ですが、なかなか最高!っていう写真が撮れないでいます。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-17 19:46 | 植物 | Comments(0)

なんじゃこら?

夏日が続くこの時期に、雪が積もったような真っ白になった樹木。ヒトツバタゴです。

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豊岡市日高町の隆国寺の駐車場の脇、三方小学校の側に植栽されています。
僕が写真を撮っていると、通りかかったおばさん2人から尋ねられました。
「まぁ、なんですか? この木は」
「ヒトツバタゴといいます。別名、ナンジャモンジャノキです」
「えーっ、これがナンジャモンジャですか!」

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花は真っ白で、深く4つに裂けています。

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日本での自生地は、長崎の対馬と長野、岐阜、愛知に点在するという不思議な分布をしています。
だから、「なんじゃこれは?」ということになるんでしょう。
おそらく鳥が種子を運んだのでしょう。対馬から中部地方まで。

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虫でも食べているのでしょうか、エナガが枝から枝へと忙しく飛び移っていました。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-16 20:54 | 植物 | Comments(0)

田植え花

いま、山の斜面や谷沿いにピンクの花が目立ちます。タニウツギです。
北陸や山陰など主に日本海側に分布しています。太平洋側にはハコネウツギがありますが、タニウツギはないようです。

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「但馬では、この花が咲くと田植えをするんだ」と、以前、職場の先輩から聞いたことがあります。だから「田植え花」。
自然とともに生きてきた先人の知恵です。

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朝来市和田山町の糸井渓谷の林道で、ミヤマカラスアゲハを見つけました。
タニウツギの蜜を美味しそうに盛んに吸っておりました。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-15 19:13 | 植物 | Comments(0)

自然界は個性的

ボタンの寺として知られる豊岡市日高町の隆国寺に行ってきました。
ボタンの時期はやや過ぎてしまいましたが、ボタンの中に植えられているケマンソウを撮るのが目的です。
葉っぱはボタンに似ているのですが、花はまったく違います。

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ケマンソウというのはお寺の装飾品の華鬘(けまん)からの命名ですが、タイツリソウ(鯛釣り草)とも呼ばれます。
形が実にユニークですし、一度聞いたら忘れられない上手い名前を付けたものです。

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中国や朝鮮半島に自生する植物で、日本には室町時代に入ってきたそうです。
鑑賞用として植えられているだけで、野山には広がっていないようです。

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「人工物にデザイナーがいるように、自然界にもデザイナーが存在する!」と言った学者がいましたが、
もし存在するなら、そのデザイナーはかなりユニークな発想の持ち主ですね。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-14 20:16 | 植物 | Comments(0)