カテゴリ:植物( 125 )

噴火口で山火口

神鍋山の噴火口の近くで、ヤマボクチを見つけました。

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漢字で書くと「山火口」ですが、「噴火口」とは無関係です。
「火口」は「ほくち」。つまり、火打ち石で発火させた火を移しとるもの。
マッチやライターがない時代、火口はとっても重要なアイテムでした。
ガマの穂の綿毛、ホクチタケといわれるキノコなどが使われたそうですが、ヤマボクチの葉っぱの裏の白い綿毛も利用されたようです。

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それにしても、面白い花です。盛りの時期を過ぎたアザミのような感じです。
色も暗い紫色で、これが盛りとは思えない地味な花です。

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しかし、おそらく昆虫にはアピールするのでしょう。トラマルハナバチが次々にやってきて蜜を吸っていました。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-19 21:00 | 植物 | Comments(0)

ぎんなんてこんなん

落語「ちりとてちん」で、愛想のいい喜ぃさんは茶碗蒸しを頂戴しながら…
「…あらッ旦さん、また上に妙なもん飛び出しましたで。これ何でございます? この黄色い丸こい小さいもん。
 え? ぎんなん? あらッ、いや、わたし、ぎんなんてどんなん思たらこんなん!」

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ぎんなんをご存知ない喜ぃさんのために…、これがぎんなんです。
イチョウは雌雄異株で、雄株と雌株があり、雌株にできる種子がぎんなんです。

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イチョウは裸子植物ですから子房がありません。子房が果実になるのですから、ぎんなんは果実でなくて種子です。
果肉のようにみえる部分は、種皮の多肉組織といいます。この部分も含めて種子なんです。

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その多肉組織が熟すと、強い臭いを発します。それは種子を動物に食べられないようにするためと考えられています。
カラスもネズミも、この臭いを嫌がって食べないそうです。
私は食べますよ。多肉組織さえ取り除けば、臭くはありません。とっても美味しいです。
イチョウの葉っぱが少し黄色くなってきました。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-18 21:00 | 植物 | Comments(0)

丹波の黒枝豆

丹波の黒豆は昔から有名ですが、その黒くなる前に収穫して、枝豆にします。
大きくて、糖度が高くて、味に深みがあります。

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これに慣れると、飲み屋で出される安っぽい枝豆は食べられません。
旬は、いま。10月中旬だけです。

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これから茹でて、いただきます。

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by syunkatei-tanba | 2017-10-16 21:24 | 植物 | Comments(0)

鳥を誘惑する赤い果実

きのうのマムシグサに続いて、きょうも赤い果実です。ナナカマドの果実が赤くなりました。
もう少しすると、葉っぱも紅葉してきますが、まだ葉っぱは緑色の部分が多いようです。

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赤色は鳥にアピールする色です。多くの昆虫たちには目立たず、鳥には目立つ色、それが赤色です。
鳥たちの中には、夏には昆虫を餌にしているものがたくさんいますが、
涼しくなってくると、飛び交う昆虫たちの数が減ってきます。
そこで、秋になると、植物たちが果実を赤くして、「鳥さん、いらっしゃい!」と誘うのです。

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ナナカマドの果実は、鳥に食べられても、種子は消化されずに糞と一緒に排出されます。
しかも、鳥の消化管を通過した方が通過しないものより発芽率が高いというデータがあります。
鳥の消化管の中で種皮が傷つけられ、それが発芽を刺激するのかもしれません。

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鳥はナナカマドの繁殖を助けるつもりなど、さらさらないと思いますが、結果的に助けることになっています。
ナナカマドのほうが鳥を巧く利用しているということなんでしょう。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-15 20:00 | 植物 | Comments(0)

薄暗い林床で、マムシグサの果実がスポットライトを浴びたように、木洩れ日を受けていました。
マムシグサはからだ全体に毒があるので、シカも食べません。林床にポツン、ポツンと生えています。
直径7mmくらいの真っ赤な果実がひときわ目を引きますが、これを食べてはいけません。
Wikipediaによると「誤って食すと口中からのどまでに激痛がはしり、唾を飲み下すことすらできないほどとなる」とあります。
「激しい下痢や嘔吐、心臓麻痺といった症状が現れ、重篤な場合死亡する」そうです。

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しかし、果実がこんなに目立つ赤色をしているのは、これを動物に食べてもらい、種子を散布してもらうためのはず。
この大きさだと、おそらく鳥がこの果実を食べるのだと思われます。
でも、なぜ、有毒な果実を食べられるのでしょう?
そもそも、食べてもらおうというのに、なぜ有毒なのでしょう?

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ここからは推測です。
有毒なのは未熟なときで、もう食べてもいいよ!という段階になると、毒性が消えるというのはどうでしょうか。
そして、ヒトやシカには区別できないけれど、ある種の鳥には毒性が消えたことがわかるのです。
たとえば、紫外線部分の色の違いとか、微妙な匂いとか。
種子を残して散布してくれるような鳥だけに果肉を食べさせる、巧いしくみがあるのではないでしょうか。
マムシグサとその果実を食べる鳥の間に、僕らにはわからないコミュニケーションが成立しているのかも知れません。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-14 21:00 | 植物 | Comments(0)

野菊の仲間は悩ましい

林道で白い野菊を見つけました。
野菊の仲間には、よく似たものがたくさんあって、なかなか同定が難しいです。
ノコンギク、シロヨメナ、ケシロヨメナか、はたまたタマバシロヨメナか…

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ノコンギクは花が薄い紫色のものが多いのですが、白いものもあるので、花の色では区別しにくいのです。
ケシロヨメナはシロヨメナより毛深いので、ケがつくのですが、どの程度なら多いのか、少ないのか、その境目がわかりません。
葉っぱが細い・広いとか、花弁が長い・短いも同じです。個体ごとの変異もありますから、ますますわからなくなります。

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いろいろ考慮して、「たぶん、ケシロヨメナだろうなぁ」くらいのところで、思考停止に陥りました。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-13 21:30 | 植物 | Comments(0)

二次遷移のパイオニア

林道の道沿いにヤクシソウを見つけました。

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オニタビラコの花に似ていますが、終わった花がみんなおじぎをしているので、すぐに区別できます。
葉っぱの形も特徴的で、葉っぱの基部が茎を抱くように張り出しています。

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ハキリバチの仲間でしょうか。花粉まみれになりながら、盛んに蜜を吸っていました。

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このブログを読んでくれている高校生もいるので、入試に役立つ「遷移」のお話をしておきましょう。
きのう紹介したブナは、遷移の最終段階(クライマックス)の極相種の代表です。ゆっくり成長して、大きな果実をつくります。
これに対してヤクシソウは、遷移のはじめに現れる先駆種の代表です。素早く成長して、たくさんの小さな果実を風で飛ばします。
森を切り拓いて林道をつけると、最初に登場するのが、このヤクシソウ。つまり、二次遷移のパイオニアです。
あ、ブナは問われますが、ヤクシソウを問われることは、まずありません。
大切なことは、極相種と先駆種の生き方、子孫の殖やし方の違いです。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-11 21:00 | 植物 | Comments(0)

ブナの彩

暑いくらいの秋晴れのいい天気になりましたので、ブナの森へ行ってみました。まだ、黄葉が始まったばかりです。

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が、運悪く曇ってしまいました。いい天気だと、ブナの黄葉がもっと美しく撮れるのですが、…残念。
天気のいい日に、また出直して来ようと思います。

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ブナは、夏緑樹林の代表的な陰樹として、高校の生物の教科書で必ず登場する樹木です。
でも、案外知らない生徒が多いというのが現実です。
実をつけるまで50年かかると言われます。成長の遅い木です。だから、ブナは伐採され、成長の早いスギの植林が進みました。
森の動物たちの生活を支えるだけでなく、海のプランクトンを育み、海の動物たちの生活を支えるブナのことを、
みんなに知って欲しいと思います。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-10 21:00 | 植物 | Comments(0)

赤まんま、白まんま

イヌタデは、日本中どこにでもある、初夏から秋にかけて長く見られる花です。

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別名アカマンマとも呼ばれます。つまり、赤飯です。
子どものままごと遊びに由来する命名で、ほのぼのとしていい名前です。

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そんなアカマンマの中に、白いものを見つけました。いわば、シロマンマ!
お茶椀によそえば、そのまま白米のご飯に見えそうです。

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頭にイヌがつく植物がたくさんありますが、たいてい「役に立たないから」とか「味が悪いから」などと説明されています。
僕が高校生のときの恩師は、イヌがつくのは「どこにでもあるとか、よく見かけるという意味だ」と教えてくれました。
このほうが納得できるものが多いように思います。
第一、「役に立たないからイヌ」っていうのは、ずいぶんイヌに失礼な話です。
古い時代から、人と共に生き、とっても人の生活に役立ってきたイヌなのに…。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-09 20:00 | 植物 | Comments(0)

紫式部より見映えがいい

ムラサキシキブの仲間で、コムラサキです。
夏に可愛らしい花を咲かせていたコムラサキが果実をたわわに実らせました。

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ムラサキシキブもコムラサキも山野に自生していますが、庭に植えられているのはほとんどコムラサキです。

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ムラサキシキブに比べると、コムラサキの果実はブドウのようにかたまりをつくりますし、
枝垂れるので、庭木に向いているのでしょう。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-08 21:00 | 植物 | Comments(0)