カテゴリ:植物( 50 )

ナンテンの受難

ナンテンの花が咲きました。もともとは中国原産だそうですが、日本で自生しています。
「難を転ずる」ということで縁起がいいので、庭にもよく植えられています。

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ナンテンの花は小さくて可愛らしいです。徳利のような形の雌しべのまわりに6本の雄しべ、6枚の花びらがあります。
この小さな花に大きなクマバチがやってきました。脚に花粉をいっぱいつけています。

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クマバチがやってくると、その勢いで花びらや雄しべが散ってしまいます。

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クマバチはナンテンが大好きみたいです。けれど、クマバチに抱きつかれたナンテンがちょっと気の毒です。
受粉の役には立っているのでしょうが、ナンテンの花にはクマバチは大き過ぎます。受難のナンテンです。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-26 21:55 | 植物 | Comments(0)

毒を矯める

ドクダミの「ダミ」って、ダミ声(濁声)のダミだと思ってました。
「毒」で「ダミ」ですから、かなりマイナスイメージです。私の勝手な思い込みですが。

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でも、違うんですね。「矯(た)める」(=形を整える。悪いところを直す)からきているのだそうです。
毒を矯める、つまり、細菌やウイルスを抑制する有効成分がいっぱい含まれていて、薬になるよ!っていうことなんだそうです。
名前の由来を知るとちょっとイメージが変わるから面白いです。

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でも、ドクダミは畑や庭に生えるとやっかいです。引き抜こうとしても切れて地下茎が残ってしまいます。
地下茎が残っていると、そこからまた生えてきます。生命力が旺盛です。
ツルハシを使って深く掘って根っこから完全に取り除かないとなかなか退治できません。

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ドクダミの4枚の白い花びらのようなものは総苞片で、いわば、花びらのイミテーション。その上にたくさんの花が集まっています。
1つひとつの花には花びらもがくもなく、雄しべと雌しべがあるだけ。黄色いのが雄しべの葯です。
たくさんの小さな花が集まって、1つの花のような姿をつくり出しています。

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薄暗い林床で見ると、真っ白なイミテーション花びらが魅力的です。
たくさんのドクダミがまとまって咲いていると、綺麗だなぁとも思います。
でも私には、やっぱり、畑や庭のドクダミから来るマイナスイメージがなかなかぬぐえません。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-25 21:00 | 植物 | Comments(0)

日陰が好きなサボテン

孔雀仙人掌と書きます。クジャクサボテンです。漢字で書くと読みにくいです。
仲間に月下美人があります。こちらはゲッカビジンとカタカナで書くより漢字のほうがわかりやすいようです。

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サボテンだから砂漠の植物だろうと思ってたら、違うんですね。
熱帯多雨林(ジャングル)の大きな樹木にくっついている着生植物なんだそうです。
名前だけ聞くと直射日光の当たるところに鉢を出してやりたくなりますが、日陰のほうがいいみたいです。

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あすには咲くのかなぁと思うつぼみがたくさん。
月下美人は夕方に咲き、翌朝にはしぼんでしまいますが、クジャクサボテンは夕方から翌日の午後もずっと咲いていました。

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クジャクサボテンの花をズームアップ。
タコの足のような雌しべも面白いのですが、花の奥からスーッと伸びてくるたくさんの雄しべの葯にピントを合わせてみました。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-23 21:00 | 植物 | Comments(0)

通勤の帰路、いつもの通勤コースからちょっと外れた脇道に入ってみると、面白い発見があります。
周りに人家のない石垣がトケイソウで覆われているところを見つけました。
以前、誰かが植えたのでしょうが、特に手入れをしているとは思えない場所にトケイソウがいっぱい。

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熱帯原産の植物が寒い冬にも耐えて殖えているのですから、かなり繁殖力の強い植物です。

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江戸時代の初期に日本に入ってきたそうです。
Wikipediaによると、「和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見えることに由来する」とあります。
でも、それっておかしくないかなぁ。江戸時代の和時計は、短針も秒針もなかったはず。
日の出の時刻(明け六つ)と日の入りの時刻(暮れ六つ)を基準に、昼と夜をそれぞれ6等分してたから、和時計の針は1本です。

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花びら5枚、がく5枚。同じような色をしているので、花びらが10枚に見えますが、10という数も時計とは無関係です。
花びらと雄しべの間にある濃い紫色と白色と青色の花副冠が時計の文字盤のように見えることからの命名だと、私は思うのですが…。

そういえば、きのうが夏至。これからだんだん日が短くなっていきます。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-22 21:30 | 植物 | Comments(0)

小判ザックザック

5月には緑色だったコバンソウが褐色になってきました。

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黄金色というのはもう少し黄色っぽいのでしょうか。
でも、緑色よりこの色の方がコバンソウという名にふさわしいと思い、この色になるのを待って撮りました。
垂れ下がっている1つの小穂は16個前後の小さな花の集まりです。

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アップすると、短い毛がたくさん生えています。この毛が独特の光沢をつくり出すようです。
いま、道端にはコバンソウがいっぱい。小判ザックザックです。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-21 21:00 | 植物 | Comments(2)

木へんに秋と書いて

漢字クイズです。
木へんに冬と書いて「柊(ヒイラギ)」、木へんに春は「椿(ツバキ)」、木へんに夏は「榎(エノキ)」です。
では、木へんに秋と書くと?
ヒント:この樹木です。

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正解は、キササゲです。といっても、ご存知ない方が多いと思います。私も知りませんでした。
「楸」という漢字があるんですね。そのことも知りませんでした。
辞書で調べると、楸はヒサギとも読むんですね。ヒサギはキササゲの古名だそうです。

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篠山市東岡屋にあるキササゲは、樹高が20m近くある大木で、篠山市の名木になっています。ほとんど知られていませんが…。
ちょうどいまが花の盛り。この木は、白い花を咲かせていますので、北米原産のアメリカキササゲでしょう。
かなり以前に植栽されたと思われますが、周辺に同じ樹木はなく、ポツンと、でもかなり自己主張しながら立っています。

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キササゲの花の香りに誘われた甲虫の仲間がやってきて、釣り鐘のような形をした花の中でゴソゴソと動いておりました。
秋には、ササゲ(大角豆)のような細長い果実が垂れ下がるそうです。
秋にもう一度、今度はその果実を撮りに訪れようと思います。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-19 21:38 | 植物 | Comments(0)

ヒロシマの花

キョウチクトウが咲き始めました。
キョウチクトウを見ると、僕は学生時代を過ごした広島の街を、平和大通りを、原爆ドームを思い出します。

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ピカドンで焦土と化したヒロシマの街。
75年間、草木も生えないだろうと言われた地に、いち早く咲いたのがキョウチクトウだったと、下宿のおばさんから聴きました。
キョウチクトウに原爆で亡くなった人々の魂を感じたと言います。
キョウチクトウは、人々に生きる希望を与えた花として、広島市の「市の花」に指定されています。

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しかし、復興の希望を与えた花は、あの暑い夏を思い出させる花でもあります。赤い花に流れた血を連想するとも聴きました。
キョウチクトウを、二度と戦火を繰り返さないという不戦の決意のシンボルにしたいものです。

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キョウチクトウは、日本には江戸時代の中頃に入って来たそうですが、もともとはインド原産の植物。
そのため、この植物の花粉を運ぶ適当な昆虫が日本にいないので、日本ではめったに実を結びません。
だから、日本のキョウチクトウは人の手で挿し木で殖やしてきたクローンです。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-16 22:38 | 植物 | Comments(0)

雨を待つ

梅雨入りしたはずですが、雨が降りません。
雨が降ったのは、梅雨入りしたと発表があった日だけだったように思います。夏の水不足が心配です。

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照りつける太陽。ガクアジサイも雨を待っています。

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後方のイネも雨を待ってます。

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ガクアジサイは日本原産。ヨーロッパに渡って品種改良され、セイヨウアジサイとして再び日本に里帰りしました。
でも、ガクアジサイのほうが僕は好きです。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-14 21:02 | 植物 | Comments(0)

タンポポのそっくりさん

在来のタンポポが見られなくなり、代わってタンポポと似た黄色い花が目立つようになりました。

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ブタナです。ヒトがときどき踏みつけるような草むらや、草刈りをしたところにいち早く伸びてきます。
タンポポと同じようにロゼットの葉っぱを地面に広げていますので、草刈りはブタナにとって都合がいいようです。

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タンポポと違って途中で枝分かれする茎を長く伸ばします。昭和の初め頃にヨーロッパから入ってきたそうです。
最初に北海道で見つかったときにタンポポモドキ、翌年、兵庫県で見つかったときにはブタナと名付けられたということです。
フランス語の「ブタのサラダ」の直訳です。ヨーロッパではハーブの扱いなのに、ブタのサラダとは…。美味しくないのかな。
よく見ると可愛い花なんですが、正式の和名はブタナです。

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ヒラタアブの仲間がブタナの花の上で食事中です。

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タンポポモドキという名前のほうがマシだったのにね。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-13 20:37 | 植物 | Comments(0)

したたかな戦略

養父市の名草神社の近くで、ガクアジサイのような花が咲いている大木を見つけました。

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よく見ると、枯れた大木にツルアジサイが巻きついていたのでした。
ツルアジサイは、空中に気根とよばれる根を出し、これで大きな木に取りついて伸びていきます。
弱った大木にツルアジサイが巻きつくのか、ツルアジサイに巻きつかれたから大木が弱ったのか、
よくわかりませんが、おそらくその両方なのでしょう。

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ツルアジサイの花は、薄いクリーム色の小さな花の集まりです。ガクアジサイと同じように、周辺部に装飾花があります。
装飾花は、花びらのように見える4枚のがく片でできています。

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大木に巻きついて上方に葉を広げ、光を得ようとというつる植物。合理的といえば合理的。
でも、これだけ豪華に花をつけられると、したたか過ぎて、何だかずるい生き方のようにも思えてきます。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-12 21:00 | 植物 | Comments(0)