日陰で生きる知恵

ユキノシタの花が満開です。

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葉っぱを天ぷらにしたら美味しいといいます。どこかの料亭で頂戴したこともあります。
でも、残念ながらそれほど美味しい!とは思いませんでした。
みんなが美味しいと思うなら、ワラビのようにたくさんの人が採りに行くはずですよね。

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我が家の庭にもありますが、食用というよりは実験用です。浸透圧の実験に使います。
葉の裏側の表皮細胞の液胞にアントシアンが含まれていて、原形質分離を観察するのにちょうどいい材料なんです。
とっても繁殖力が旺盛ですが、毎年実験用に間引いているので、適度な密度を保っています。

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北側向きの石垣とか樹木の下など、日陰になりやすいころに生育しています。
花をよく見ると、5枚の花びらのうち下側の2枚が長くてリボンのようでとってもかわいいんです。
日陰でも、きっと昆虫の目につきやすいのだと思いますし、下側の長い花びらは昆虫に足場を提供しているのかもしれません。

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葉の裏が赤いのは、日陰でも光合成を効率よく行うのに役立っているようです。
光合成に有効な赤い光を、葉の裏側の表皮で反射させて、葉肉の葉緑体に表からも裏からも効率よく当てようということなのでしょう。


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# by syunkatei-tanba | 2017-05-22 18:22 | 植物 | Comments(0)

4本脚の昆虫

小学校3年生の理科で昆虫のからだについて学習します。
昆虫のからだは頭・胸・腹に分かれていること、脚が6本であること。
チョウを捕まえた子どもが先生にいいました。
「このチョウチョ、あしが4本しかないよ!」
「2本、取れちゃったんじゃないか?」
「あ、そうか…」
違うんです。脚が4本のチョウがいるんです。

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今朝、サクラの木に止まっているサトキマダラヒカゲを見つけました。脚が4本しかありません。
タテハチョウの仲間は前脚が退化してしまっていて、痕跡的に残ってはいるのですが、4本の脚しか使っていません。
チョウは飛ぶのが主で、歩き回ることはほとんどありませんので、4本脚で十分なのでしょう。

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道端でよく見かける地味なヒメウラナミジャノメも、ご覧の通り4本脚です。

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この写真では脚が見えませんが、ツマグロヒョウモンも4本脚。我が家の花壇で撮りました。
ツマグロヒョウモンは幼虫がスミレの仲間を食草にするのですが、パンジーやビオラも食べるので花壇にやってきます。
ガーデニングで喜んでいるのは、このツマグロヒョウモン。最近は都会にまで進出しているようです。

これらはみんな、僕が今朝出会ったチョウです。4本脚のチョウって、いっぱいいるんです。
昆虫の脚は6本!と決めつけないで、「へぇ、調べてみようか?」って言ってやってほしいなと思います。
生物の世界には必ず例外があります。そして、その例外を大事にするのが生物学だと僕は思います。

ついでに言うと、昆虫の羽は4枚!って決めつけていませんか?
ハエやカ、ガガンボのように羽が2枚の昆虫もいます。アリやトビムシのように羽がない昆虫もいます。
そもそも羽が4枚であることは、昆虫の定義には入っていないんです。


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# by syunkatei-tanba | 2017-05-21 21:19 | 昆虫 | Comments(0)