我が家のナンテンの下に赤い果実をつけた植物が育っていました。

d0361112_19193642.jpg

ナンテンと同じような色をした果実だったので、気づくのが遅れましたが、マンリョウです。
果実が3つだけぶら下がっていました。ここに植えた覚えはないので、おそらく鳥がどこからか種子を運んで来たのでしょう。
新年を迎える前に万両とは縁起がいいので、そのままにしておきます。

d0361112_19194676.jpg

こちらは別のマンリョウです。
葉っぱの周辺にコブのようなものがいっぱいあって、でこぼこしているのがよくわかります。
このコブの中に、窒素固定細菌が棲んでいて、マンリョウと共生をしています。
窒素固定細菌は空気中の窒素をアンモニアに変えてマンリョウに提供しますので、マンリョウはやせた土地でも成長できます。
一方、マンリョウは光合成をしてグルコースを窒素固定細菌に提供します。互いにもちつもたれつ。これぞ、共生です。

d0361112_19195407.jpg

葉っぱの周辺のコブをつくる窒素固定細菌を「葉粒菌」と言います。
高校の「生物」では、「イネ科の植物と根粒菌の共生」というのが出てきますが、受験生の皆さん、それだけではないのですぞ!
マンリョウと葉粒菌も、同じような共生をしているのです。
でも、入試には「マンリョウと葉粒菌の共生」は出題されないと思います。たぶん…。


↓「人気ブログランキング」に参加しています。1日1回ポチッと!
   応援ありがとうございます。大変励みになっています。

人気ブログランキング
横位置の画像はクリックすると、拡大します。

このブログの写真の無断使用をお断りします。


[PR]
# by syunkatei-tanba | 2017-12-16 21:00 | 植物 | Comments(1)

木守柿

昔は、カキは重要な食糧の1つでした。たいていの家にカキの木があって、収穫したものです。
子どもの頃、富有柿はおやつ代わりに食べていましたし、干し柿もこたつの中でよく食べたものです。
カキの収穫は子どもの仕事でした。先が割れた竹竿で、実のついた枝ごとたくさん取ったものです。

d0361112_19404789.jpg

そのとき、必ず1つは取らないで残すように教えられました。これを「木守柿(きまもりがき)」と言いました。
自然の恵みに感謝し、来年もまたよろしく!という豊作の願いを込めて、鳥たちに分け与えていたのだと思います。
近所のお寺のカキの木に、1つだけ残された木守柿を見つけて嬉しくなりました。

d0361112_19405941.jpg

いまは、収穫せず、そのまま放置されているカキの木がほとんどです。
サルやクマが人里に出てくるから収穫するように自治体が呼びかけていますが、思うようになっていません。
鳥たちにとっては餌がたくさんあっていいのかもしれませんが…。


↓「人気ブログランキング」に参加しています。1日1回ポチッと!
   応援ありがとうございます。大変励みになっています。

人気ブログランキング
横位置の画像はクリックすると、拡大します。

このブログの写真の無断使用をお断りします。

[PR]
# by syunkatei-tanba | 2017-12-15 21:00 | 植物 | Comments(2)