薄暗い林床で、マムシグサの果実がスポットライトを浴びたように、木洩れ日を受けていました。
マムシグサはからだ全体に毒があるので、シカも食べません。林床にポツン、ポツンと生えています。
直径7mmくらいの真っ赤な果実がひときわ目を引きますが、これを食べてはいけません。
Wikipediaによると「誤って食すと口中からのどまでに激痛がはしり、唾を飲み下すことすらできないほどとなる」とあります。
「激しい下痢や嘔吐、心臓麻痺といった症状が現れ、重篤な場合死亡する」そうです。

d0361112_20043595.jpg

しかし、果実がこんなに目立つ赤色をしているのは、これを動物に食べてもらい、種子を散布してもらうためのはず。
この大きさだと、おそらく鳥がこの果実を食べるのだと思われます。
でも、なぜ、有毒な果実を食べられるのでしょう?
そもそも、食べてもらおうというのに、なぜ有毒なのでしょう?

d0361112_20042766.jpg

ここからは推測です。
有毒なのは未熟なときで、もう食べてもいいよ!という段階になると、毒性が消えるというのはどうでしょうか。
そして、ヒトやシカには区別できないけれど、ある種の鳥には毒性が消えたことがわかるのです。
たとえば、紫外線部分の色の違いとか、微妙な匂いとか。
種子を残して散布してくれるような鳥だけに果肉を食べさせる、巧いしくみがあるのではないでしょうか。
マムシグサとその果実を食べる鳥の間に、僕らにはわからないコミュニケーションが成立しているのかも知れません。


↓「人気ブログランキング」に参加しています。1日1回ポチッと!
   応援ありがとうございます。大変励みになっています。

人気ブログランキング
横位置の画像はクリックすると、拡大します。

このブログの写真の無断使用をお断りします。


[PR]
# by syunkatei-tanba | 2017-10-14 21:00 | 植物 | Comments(0)

野菊の仲間は悩ましい

林道で白い野菊を見つけました。
野菊の仲間には、よく似たものがたくさんあって、なかなか同定が難しいです。
ノコンギク、シロヨメナ、ケシロヨメナか、はたまたタマバシロヨメナか…

d0361112_21052150.jpg

ノコンギクは花が薄い紫色のものが多いのですが、白いものもあるので、花の色では区別しにくいのです。
ケシロヨメナはシロヨメナより毛深いので、ケがつくのですが、どの程度なら多いのか、少ないのか、その境目がわかりません。
葉っぱが細い・広いとか、花弁が長い・短いも同じです。個体ごとの変異もありますから、ますますわからなくなります。

d0361112_21060172.jpg

いろいろ考慮して、「たぶん、ケシロヨメナだろうなぁ」くらいのところで、思考停止に陥りました。


↓「人気ブログランキング」に参加しています。1日1回ポチッと!
   応援ありがとうございます。大変励みになっています。

人気ブログランキング
横位置の画像はクリックすると、拡大します。

このブログの写真の無断使用をお断りします。


[PR]
# by syunkatei-tanba | 2017-10-13 21:30 | 植物 | Comments(0)