高校生の頃に故・日高敏隆先生の「チョウはなぜ飛ぶか」という本に出会いました。

d0361112_20053320.jpg

トンボのように直線的に移動するのが最も効率的な飛び方です。空中でホバリングもできるトンボは飛行の名人です。
その点、チョウはヒラヒラと飛び回り、効率の悪い、不器用な飛び方をします。
しかし、この飛び方で、チョウは異性と出会う可能性を広げているんですね。
キアゲハの雄は独特の香りを放ちます。雌にアピールする香水をばらまきながら飛んでいます。
直線的に飛ぶよりも、はるかに効果的に雌の視覚と嗅覚に訴えるわけです。
でも、それはチョウを狙う鳥の眼にもとまります。
しかし、鳥がチョウを捕えるのは大変です。トンボと違って次の瞬間にどこにいるのか予測できないからです。
チョウの不器用な飛び方が、実は素晴らしい適応の結果なのだと知ったときの感動。
何だかとっても嬉しかったのを覚えています。

d0361112_20054329.jpg

大学卒業後、日高敏隆先生と一緒に仕事をさせてもらいました。
そして、高校生のときの感動を先生にお話ししたとき、先生がとっても嬉しそうにされたのを思い出します。


↓「人気ブログランキング」に参加しています。1日1回ポチッと!
   応援ありがとうございます。大変励みになっています。

人気ブログランキング
横位置の画像はクリックすると、拡大します。

このブログの写真の無断使用をお断りします。


[PR]
by syunkatei-tanba | 2017-09-23 21:00 | 昆虫類 | Comments(0)

花を撮っていると、チョウにもよく出会います。
きょうは、よく見かけるチョウの写真です。珍しいものではありません。どこにでもいるチョウたちです。

d0361112_20324188.jpg

ブタナとモンキチョウ。
モンキチョウの幼虫の食草はシロツメクサなどのマメ科植物です。
道端でも畑でも牧草地でもマメ科植物はいっぱいあります。食草がどこにでもあるから、モンキチョウはどこにでもいます。

d0361112_20315285.jpg

ノアザミとキアゲハ。
キアゲハの幼虫の食草はセリ科の植物です。これもあちこちにありますから、キアゲハの分布域が広いんです。
畑やプランターにもあります。ニンジン、ミツバ、パセリなどもセリ科です。

d0361112_20314392.jpg

ブタナとモンシロチョウ。
モンシロチョウの幼虫の食草はアブラナ科。アブラナ、キャベツ、ブロッコリーなど、野菜にはアブラナ科の植物がたくさん。
日本には、奈良時代にダイコンの栽培とともに入ってきたそうです。

モンキチョウも、キアゲハも、モンシロチョウも、ヒトが農地を拡大し、農作物を栽培することで分布の範囲を広げてきたのです。
ヒトとともに生きてきたチョウたち。身近なわけです。


↓「人気ブログランキング」に参加しています。1日1回ポチッとクリックしてください。
   応援ありがとうございます。大変励みになっています。

人気ブログランキング
横位置の画像はクリックすると、拡大します。

このブログの写真の無断使用をお断りします。


[PR]
by syunkatei-tanba | 2017-06-24 21:21 | 昆虫類 | Comments(0)