通勤の帰路、いつもの通勤コースからちょっと外れた脇道に入ってみると、面白い発見があります。
周りに人家のない石垣がトケイソウで覆われているところを見つけました。
以前、誰かが植えたのでしょうが、特に手入れをしているとは思えない場所にトケイソウがいっぱい。

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熱帯原産の植物が寒い冬にも耐えて殖えているのですから、かなり繁殖力の強い植物です。

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江戸時代の初期に日本に入ってきたそうです。
Wikipediaによると、「和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見えることに由来する」とあります。
でも、それっておかしくないかなぁ。江戸時代の和時計は、短針も秒針もなかったはず。
日の出の時刻(明け六つ)と日の入りの時刻(暮れ六つ)を基準に、昼と夜をそれぞれ6等分してたから、和時計の針は1本です。

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花びら5枚、がく5枚。同じような色をしているので、花びらが10枚に見えますが、10という数も時計とは無関係です。
花びらと雄しべの間にある濃い紫色と白色と青色の花副冠が時計の文字盤のように見えることからの命名だと、私は思うのですが…。

そういえば、きのうが夏至。これからだんだん日が短くなっていきます。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-22 21:30 | 植物 | Comments(0)

花の色はうつりにけりな

林の縁にあるスイカズラの花がいい香りを放っています。
子どもの頃、よくこの花の甘い蜜を吸ったものです。

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「花の色はうつりにけりな いたずらに…」の花は桜のことですが、スイカズラの花の色も変化します。
つぼみは少し赤みを帯びていますが、筒状の真っ白な花を咲かせます。2つの花が対になって咲きます。

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真っ白だった花が翌日には少し黄色っぽくなって、その翌日にはもっと黄色くなって落ちてしまいます。
そのため、1本のつるに白色と黄色の花が共存します。別名、金銀花といわれるのはこのためです。

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この白色→黄色の変化は受粉すると起こると言われていました。訪れる昆虫に受粉終了を知らせるのだと。
しかし、そうではなく、時間とともに色が変化することが実験的に示されました。

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でも、時間だけで色が決まるなら、同時に咲いた対の花がこんなふうに明確に色が違うことはあり得ないと思います。
なぜ、こんなことになるのでしょう。そもそも、どういうしくみで色が変わるのでしょう。
そして、色の変化がどんな意味をもっているのでしょう。まだまだ、わからないことだらけのスイカズラです。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-30 21:10 | 植物 | Comments(0)

花に潜る

コアオハナムグリ。特に珍しいものではありません。よく見かけるハナムグリです。

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マーガレットに来たコアオハナムグリ。花粉や蜜を食べています。

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エゴノキに来たコアオハナムグリ。白い花が好きみたいです。

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紫色の花にも来ます。ノアザミに来たコアオハナムグリ。花に潜るからハナムグリ。

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黄色い花にも来ます。オオキンケイギクに来たコアオハナムグリ。
オオキンケイギクは特定外来生物です。やたら増えて困ってます。これを繁殖させてはいけませんよ。
…って、ハナムグリに言ってもしょうがないんだけど。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-28 21:08 | 昆虫 | Comments(0)

奇(くす)し、薬の木

照葉樹、常緑広葉樹の代表的な樹木として教科書にも登場するクスノキです。
高校生に葉っぱの匂いをかがせて、「何の匂い?」って聴いても、「わかりません」という返事しか返ってきません。
僕にとってはタンスの匂いですが、防虫剤の樟脳なんて昔の話。いまは匂いのない防虫剤が主流です。

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常緑といっても、1枚の葉っぱに注目すれば、それが落ちないというわけではありません。
葉っぱの寿命が1年未満、ふつう半年くらいの樹木が落葉樹、2・3年とか、もっと長いものもありますが、1年以上のものが常緑樹です。
クスノキの葉っぱの寿命は1年と10日くらい。かろうじて常緑ということになります。

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いま、クスノキの若葉が出て、赤くなった古い葉っぱが落ちたところです。
若葉に囲まれて、クスノキの花が咲きました。でも、これが小さくて地味で目立ちません。
写真を撮っていても、通りかかった人は僕が何を撮っているのか気づかないみたいです。

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うすい黄緑色の小さな花。でも、ちゃんと雄しべも雌しべもそろっていて蜜も用意しています。
蜜を求めてミツバチがやってくるそうで、かなり長く待ちましたが、ミツバチの姿を撮ることはできませんでした。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-26 22:07 | 植物 | Comments(0)

イネ科花粉症の代表

イネ、ムギなど、イネ科の植物は我々の生活に欠かせないものですが、花は目立ちません。
風媒花なので、昆虫たちにアピールする必要がないからです。でも、ちゃんと花を咲かせます。
いま、道端にカモガヤの花が地味に満開です。

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黄色いのは雄しべの葯です。ここに花粉がいっぱい詰まっていて、風で飛散します。
風媒花だからこそ、この花粉が花粉症の原因になります。カモガヤ花粉症の人は、スギ、ヒノキに次いで3番目に多いのだそうです。
カモガヤの花を見ると、雄しべの葯が紫色のものも見られます。
黄色の葯に比べて紫色の葯は元気がないように見えます。おそらく花粉を飛ばし終わった後なのでしょう。

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僕は花粉症ではありませんが、たくさんのイネ科花粉症の方に迷惑をかけているカモガヤです。
明治時代にヨーロッパから牧草として持ち込まれ、これが野原に広がったようです。
サル、イヌ、ネコにも花粉症があるそうです。ウシは、カモガヤが大好きなようですが、花粉症にならないのでしょうか。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-24 19:36 | 植物 | Comments(0)

朝から夕化粧

昨日の朝、道端でユウゲショウの花を見つけました。
オシロイバナの別称とまぎらわしいので、アカバナユウゲショウともいいます。

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夕化粧。雅な、ちょっと艶っぽい名前です。
その名前から、日本の固有種かと思えば、明治時代にやってきた南米原産の帰化植物だそうです。

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夕方に開花することからユウゲショウと呼ばれるそうですが、この通り、朝日の中で開花していました。
なんだか名前から連想することと実態が一致しない花です。

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別の角度から撮り直したいと思って、今朝、同じ場所に行ったら、昨日のうちに、草刈り機ですっかりきれいに刈り取られていました。
撮るときには徹底的に撮っておかねば…。反省。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-23 18:59 | 植物 | Comments(0)

日陰で生きる知恵

ユキノシタの花が満開です。

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葉っぱを天ぷらにしたら美味しいといいます。どこかの料亭で頂戴したこともあります。
でも、残念ながらそれほど美味しい!とは思いませんでした。
みんなが美味しいと思うなら、ワラビのようにたくさんの人が採りに行くはずですよね。

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我が家の庭にもありますが、食用というよりは実験用です。浸透圧の実験に使います。
葉の裏側の表皮細胞の液胞にアントシアンが含まれていて、原形質分離を観察するのにちょうどいい材料なんです。
とっても繁殖力が旺盛ですが、毎年実験用に間引いているので、適度な密度を保っています。

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北側向きの石垣とか樹木の下など、日陰になりやすいころに生育しています。
花をよく見ると、5枚の花びらのうち下側の2枚が長くてリボンのようでとってもかわいいんです。
日陰でも、きっと昆虫の目につきやすいのだと思いますし、下側の長い花びらは昆虫に足場を提供しているのかもしれません。

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葉の裏が赤いのは、日陰でも光合成を効率よく行うのに役立っているようです。
光合成に有効な赤い光を、葉の裏側の表皮で反射させて、葉肉の葉緑体に表からも裏からも効率よく当てようということなのでしょう。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-22 18:22 | 植物 | Comments(0)

利己主義ではありません

昨日に続いて、我が家の庭木の写真です。いま満開のエゴノキ。

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花が白いのが一般的ですが、我が家のエゴノキはピンクの品種です。
長い花柄が下に垂れて、見上げると花がみんなこちらを向いています。

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クマバチやミツバチが朝から夕方まで花を訪れ、蜜を吸い、花粉を運んでいきます。

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実がなる秋には、ヤマガラが来てくれます。
果実を食べるとえぐいからエゴノキだそうですが、昆虫や鳥たちの生活を支えています。
けっしてエゴな木ではありません。101.png


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by syunkatei-tanba | 2017-05-19 19:17 | 植物 | Comments(0)

法師の頭巾

我が家のヤマボウシが今年もたくさん花をつけました。
下から見上げてもいいですが、2階のベランダから見るのがいちばん綺麗だと思います。

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白く花びらのように見えるのは、実は、総包片といって花のつけねのところの葉っぱです。
だから、はじめは薄い黄緑色をしていますが、だんだん白くなってきます。
この総包片から法師の頭巾を連想して、ヤマボウシ(山法師)。
花はその中央に球状にたくさん集まっています。

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初秋には、赤い果実ができます。
天国にいった愛犬ランは、ヤマボウシの果実が大好きでした。
熟して落ちた果実を喜んで食べたものでしたが、昨夏、果実が熟す前に旅立ってしまいました。

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花も実も、そして紅葉も綺麗な樹木です。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-18 22:19 | 植物 | Comments(0)

ピンからキリ

いま、山で薄い紫色の花が見えると、たいていフジかキリです。
花札では、フジは4月、アヤメが5月で、キリはなんと12月です。
これは、「これっきり」のキリで、単なる最後という意味のシャレなんですね。

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落語会のトリをキリともいい、トリのネタを「切りネタ」といいます。
トリの後にやるのが「大喜利(おおぎり)」なんです。…すみません。キリの花とは無関係な話でした。

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キリの花はどうも撮りにくい花です。
木が高く、その上のほうに花をつけますので、下から見上げるばかりです。

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いつもの散歩コースから少しはずれたところに、キリの花を真横から撮れる場所がありました。
でも、やはり絵になりにくいキリの花です。
「ピンからキリまで」は最初から最後まで、あるいは最高から最低までの意味ですが、なかなか最高!っていう写真が撮れないでいます。


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by syunkatei-tanba | 2017-05-17 19:46 | 植物 | Comments(0)