ブナの彩

暑いくらいの秋晴れのいい天気になりましたので、ブナの森へ行ってみました。まだ、黄葉が始まったばかりです。

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が、運悪く曇ってしまいました。いい天気だと、ブナの黄葉がもっと美しく撮れるのですが、…残念。
天気のいい日に、また出直して来ようと思います。

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ブナは、夏緑樹林の代表的な陰樹として、高校の生物の教科書で必ず登場する樹木です。
でも、案外知らない生徒が多いというのが現実です。
実をつけるまで50年かかると言われます。成長の遅い木です。だから、ブナは伐採され、成長の早いスギの植林が進みました。
森の動物たちの生活を支えるだけでなく、海のプランクトンを育み、海の動物たちの生活を支えるブナのことを、
みんなに知って欲しいと思います。


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by syunkatei-tanba | 2017-10-10 21:00 | 植物 | Comments(0)

アジサイの仲間です

きょうは夏越。1年の半分が終わりました。はやいです。
夏越の1枚は、アジサイの仲間のイワガラミです。
6月12日付の「したたかな戦略」で紹介したツルアジサイと同じような姿で同じような生き方をしています。

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大きな樹木、岩、何にでも絡みついて、よじ登っていくつる植物です。

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遠くから見るとツルアジサイとそっくりですが、近づいて花を見ると違いはすぐにわかります。
まわりの装飾花の花びらのように見えるがくが、ツルアジサイは4枚ですが、イワガラミは1枚だけです。

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梅雨空で陽が射しませんので、ほんわかとした写真になりました。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-30 21:00 | 植物 | Comments(0)

続・雨を待つ

雨を待っているのは、植物だけではありません。

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モリアオガエルの卵塊です。雨が降るのを待ってます。
ふだんは森に棲んでいるモリアオガエルは、産卵期には森の池の上に伸びている枝に登って産卵します。

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卵塊の大きさはソフトボールくらい。中にはバレーボールくらいのものも…ちょっとオーバーかな。
1つの卵塊の中に500個くらいの卵があって、1週間くらいでふ化します。
雨が降ると、卵塊の泡が溶けて、下の池にオタマジャクシが落ちていきます。
ところが、ちっとも雨が降りません。

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池の水はどんどん減って、干上がりそうです。
モリアオガエルが生きていくためには、森と池が必要です。森だけでも池だけでも生きていけません。
雨が降るのをひたすら待ってます。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-15 21:30 | 両生類 | Comments(0)

したたかな戦略

養父市の名草神社の近くで、ガクアジサイのような花が咲いている大木を見つけました。

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よく見ると、枯れた大木にツルアジサイが巻きついていたのでした。
ツルアジサイは、空中に気根とよばれる根を出し、これで大きな木に取りついて伸びていきます。
弱った大木にツルアジサイが巻きつくのか、ツルアジサイに巻きつかれたから大木が弱ったのか、
よくわかりませんが、おそらくその両方なのでしょう。

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ツルアジサイの花は、薄いクリーム色の小さな花の集まりです。ガクアジサイと同じように、周辺部に装飾花があります。
装飾花は、花びらのように見える4枚のがく片でできています。

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大木に巻きついて上方に葉を広げ、光を得ようとというつる植物。合理的といえば合理的。
でも、これだけ豪華に花をつけられると、したたか過ぎて、何だかずるい生き方のようにも思えてきます。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-12 21:00 | 植物 | Comments(0)

ヤマゴボウの仲間は日本に3種類生育しているそうです。
中国原産のヤマゴボウ、北米原産のヨウシュヤマゴボウ、そしてこの在来種のマルミノヤマゴボウ。

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花穂がまっすぐに立ちます。花びらがなく、がく片が淡いピンクでほんわかとした優しい印象です。
下のほうから順に花が咲いていきます。

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林縁の半日蔭に生育しますが、ちょうど日が当たっているときでした。
大きな葉を広げて目いっぱい光合成をしているようです。

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トビコバチの仲間でしょうか、小さなハチが訪花していました。
雌しべの根もとのふくらみがやがて丸くて赤黒い実になっていきます。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-10 21:00 | 植物 | Comments(0)

ベネチアガラスのような

昨日のフタリシズカとは逆に、ネーミングで損をしているような植物もあります。
その植物のアップから…

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逆光で撮ると、ガラス器のようなクリスタルな輝きのある綺麗な植物です。

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葉っぱが花のまわりを優しく包み込むような仏炎苞が特徴的です。
雌雄異株で、花は仏炎苞の内側の底の方に雄しべか雌しべのどちらかがあります。

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その名は、マムシグサ。アオマムシグサともいいます。
花の下方の紫っぽい褐色の模様がマムシを連想させるということからの命名です。
仏炎苞をもつのは、同じサトイモ科のザゼンソウ、ミズバショウなどと同じなんですけどねぇ。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-06 21:00 | 植物 | Comments(2)

静御前の舞姿

フタリシズカっていうネーミングがいいですねぇ。知らなくても何だろう?って思います。

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能の「二人静」からきているんです。
静御前の霊にとりつかれた菜摘女(なつめ)が舞おうとすると、静御前の霊も現れて、一人が二人になって舞を舞うという「二人静」。
二本の花穂を美人の舞姿に例えるなんて、なかなか粋です。
でも、花穂は2本とは限らないんです。1本のものもたくさんありますし、3本、4本のものもありました。

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とっても変わった花で、花びらもがく片もなく、白いのは3本の雄しべの花糸です。
この内側に、雄しべの葯と雌しべの柱頭が隠れています。
チョウやミツバチではなく、もっと別の昆虫によって受粉するのではないかと思われます。

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受粉に役立っているのかどうか、僕にはわかりませんが、アリもやってきます。
アオハムシダマシも訪れていました。緑色の金属光沢のある美しい甲虫です。

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誰かに花粉を運んでもらって他家受粉する花を開放花といいます。これに対して、自家受粉のための閉じた花を閉鎖花といいます。
フタリシズカは、春から初夏には開放花をつけ、夏から秋にかけては閉鎖花をつける、面白い植物です。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-05 21:35 | 植物 | Comments(0)

九輪の下のクリンソウ

養父市の名草神社(標高800m)近くのクリンソウです。仏塔などの上にある九輪と似ているのでクリンソウ。

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名草神社の三重塔の屋根の上にも九輪がありますが、その下の駐車スペースのすぐ脇にクリンソウが群生しています。
三重塔の上に九輪、下にクリンソウです102.png

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クリンソウの花には、ピンク色や白色のものもありますが、ここのクリンソウはすべてこの紅色のみ。
まだ、咲き始めたばかりで、これからしばらく楽しめそうです。

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ただ、綺麗だなぁと喜んでばかりもいられません。
これほどクリンソウが群生するのは、あまり好ましいことではないからです。
本来、まわりにいろんな植物が生えているはずなんですが、まるで植えたみたいにクリンソウだらけ。

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クリンソウ畑をつくったのは、シカだと思われます。
クリンソウに毒があるのでしょう。シカはクリンソウを食べないようです。
クリンソウのまわりの植物をシカが食べ尽くし、結果的にクリンソウの大群落ができあがっているのです。


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by syunkatei-tanba | 2017-06-04 20:00 | 植物 | Comments(2)