2017年 05月 22日
日陰で生きる知恵
葉っぱを天ぷらにしたら美味しいといいます。どこかの料亭で頂戴したこともあります。
でも、残念ながらそれほど美味しい!とは思いませんでした。
みんなが美味しいと思うなら、ワラビのようにたくさんの人が採りに行くはずですよね。
我が家の庭にもありますが、食用というよりは実験用です。浸透圧の実験に使います。
葉の裏側の表皮細胞の液胞にアントシアンが含まれていて、原形質分離を観察するのにちょうどいい材料なんです。
とっても繁殖力が旺盛ですが、毎年実験用に間引いているので、適度な密度を保っています。
北側向きの石垣とか樹木の下など、日陰になりやすいころに生育しています。
花をよく見ると、5枚の花びらのうち下側の2枚が長くてリボンのようでとってもかわいいんです。
日陰でも、きっと昆虫の目につきやすいのだと思いますし、下側の長い花びらは昆虫に足場を提供しているのかもしれません。
葉の裏が赤いのは、日陰でも光合成を効率よく行うのに役立っているようです。
光合成に有効な赤い光を、葉の裏側の表皮で反射させて、葉肉の葉緑体に表からも裏からも効率よく当てようということなのでしょう。
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by syunkatei-tanba
| 2017-05-22 18:22
| 植物