2018年 01月 07日
雑木林(ざつぼくりん)と呼ばないで
スキー場に関係する人も関係しない人も喜ぶ、但馬の住民にとっては理想的とも言える天候です。…いまのところ。
朝の雑木林の雪景色です。昼前になって雪が解けてくるとこの美しさは見られません。
朝の雑木林ならではの美しさです。
雑木林は、「ぞうきばやし」と読んでください。
人里に近い林で、コナラやクヌギ、アカマツ、カシ、シイなどの林です。
昔は、薪をとり、落ち葉や枯れ枝を集めて利用した林です。「おじいさんは柴刈りに」の世界です。
リスやクワガタが棲み、いろいろな木の実やキノコが採れる、生物多様性を支える林です。
雑木林を「ざつぼくりん」と読むと、意味がまったく違ってきます。
昭和30年代につくられた言葉だと思いますが、スギやヒノキなどの「有用な人工林」に対する言葉です。
つまり、雑多な樹種が混じった林のことを雑木林(ざつぼくりん)と呼びます。
これだと原生林まで雑木林(ざつぼくりん)になってしまいます。
人間に役に立つかどうか、目先の利益だけに注目した、とんでもない言葉だと、私は思います。
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by syunkatei-tanba
| 2018-01-07 21:00
| 風景
2018年 01月 06日
一富士、二鷹
年末に、香川県の東かがわ市にある「しろとり動物園」に行ってきました。
こじんまりとしていますが、なかなかユニークな動物園です。
猛禽類はたいてい細かい金網が張られたケージの中に入れられているのですが、ここでは外。
金網がないし、グッと近づけるので、こんな写真が撮れます。触ることもできます。
モモアカノスリといいますが、ハリスホークという名前のほうが通りがいいようです。
猛禽類としては珍しく、社会性をもっていて、集団で狩りをするタカです。仲間と獲物を分け合います。
人間と一緒にいると、人間も仲間だと認識してくれるので、鷹狩りに使われています。
順位の低い個体が枝に止まっているところへ、順位の高い個体がやってくると、
順位の低い個体はその枝を譲り、その1つか2つ上の枝に移動するんだそうです。
つまり、複数のモモアカノスリが木に止まっていると、下の方の個体ほど、順位が高いということなります。
鷹狩りのとき、人間はいちばん下にいるので、モモアカノスリは人間を立ててくれるわけです。
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by syunkatei-tanba
| 2018-01-06 21:00
| 鳥類